宇宙に恋して

こころの声を紡ぎながら、目に見えない世界を探求しています。

巡り逢い

ご縁について考えていました。

 

特に、人と人とのご縁というのは

なんとも不思議なものですよね。

 

まだ、この世界を学び始めた頃、

恋愛に悩む友人に対して

わけ知り顔で

こんな言葉をかけた記憶があります。

 

縁はゴム紐みたいなものだから

その方が遠く離れたことで

ご縁が切れてしまったかのように

感じていたとしても

単に伸びて細くなったことで

見えにくくなっただけなのだから

そのご縁は切れることなく

今もこれからも

ずっと繋がっているのだと思う。

 

…あの頃は

そう本気で思っていたけれど

今になって思うと

それは私の願望だったのかな…と。

 

実際、

縁というものを

物理的な現象と捉えてみると

ゴム紐みたいに

伸び縮みするものではなく

切れてしまったご縁も

切ってしまったご縁も

切られてしまったご縁も

たくさんあったよな…なんて。

 

もう少し感覚的に言えば

「切る、繋がる」というよりも

「ほどく、結ぶ」です。

 

そこには「結び目」が

あるような感覚があります。

 

ご縁がある、というのは

目の前にその方のご縁の端っこが

あるという状態を示していて

それが縁起として発動する時には

自分のご縁の端っこと

ご縁のある方のご縁の端っこを

結んだりほどいたりするイメージです。

 

自ら結んだりほどいたりすることもあるし

お相手の方や第三者が結んでくれたり

ほどいてくれたりすることもありますね。

 

または

人知を超えた何かの作用により

結ばれたりほどかれたりも。

 

今はそんな物理的イメージを持っています。

 

自分から

沢山の「縁の糸」が出ていて

自分の周りにも

沢山の「縁の糸」が伸びてきている。

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まるでムック(赤い方)みたいに

体から糸が

いっぱい出ているような?

 

いや、こんなに全身から

出ていなくてもいいんですが(笑)

 

なんとなく、

ご縁の糸は「赤い糸」なのかな?

というイメージから

これはムックだ!!と思いまして。

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そういえば水引きも

「縁起を結ぶ」という意味が

込められていますね。

 

このようなことを

大切にしている日本という国は

とても美しい文化の国だな、と思います。

 

その国に

この肉体を持って

生まれてきたことは

とても幸せなことだと思います。

 

これもまた

縁起による巡りあわせですね。

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そして

この肉体があるから

自分ではない何かに

出逢うことができる。

 

自分ではない何かに出逢うから

自分として存在することができるし

自分が何者であるかを知ることができる。

 

その結び目は

己の思いのままに

結んだりほどいたりできるのだけれど

自分の思考に反することだって

多々起こるのが縁起の妙であり

それこそが宇宙の愛でもあるから…

 

一期一会に感謝して

結び目の一つ一つに

愛を見出す心を

育んでいこうと思っています。

 

たとえ

都合が悪くとも

たとえ

嫌悪を刺激されたとしても

巡り逢えてよかったと思える心を

育んでいこうと思っています。