宇宙に恋して

こころの声を紡ぎながら、目に見えない世界を探求しています。

それ、本当にあなたの望みですか?

精神世界を学んでいると、

いろいろな場面で

「無理をしない」

「逃げてもいい」

「嫌なことはやらなくていい」

…なんていう話が出てきます。

 

短絡的に

やりたいことだけやっていれば

自ずとうまくいく…、

そんな風にも聞こえてしまうのですが

これ、結構、落とし穴だなと感じています。

 

この「やりたいこと」の中には

実は「やらなくてもいいこと」や

「やる必要のないこと」が

案外多く含まれているものです。

 

そうなると

やりたいことだけやっているはずなのに

なぜかうまくいかないし、辛いし、苦しい。

 

で、そうなると必ず言われます。

 

やりたくないことはやらなくていい、

好きなことだけやっていればいいって

言ったじゃないですか!と(笑)

 

なので私は

人に伝える場合は

なるべく表現を変えるようにしています。

 

「できることだけやりましょう」と。

 

私はこの違いについて

「わがまま」と「自由」の違いであると

とらえています。

 

やりたいこと、できること、というのは

「行動」や「行為」です。

 

要するに「手段」ですね。

 

例えば

食べることが大好きだけれど

なんらかの理由でダイエットが必要な場合、

大好きな「食べる」という行為を

ある程度コントロールする必要があります。

 

けれど

食べることを禁止してしまうと

それがストレスになり

「ダイエット=やりたくないこと」になります。

 

その結果、

病気を治したい、

スレンダーな身体を手に入れたいなど

ダイエットという「行為」には

明確な「目的」があるにもかかわらず

そこに向かう「手段」というのは

「やりたくない」ことばかりに

感じてしまいます。

 

禁止をするのではなく

コントロールすればいいだけなのに

人はネガティブな状況を

拒絶したり排除したりしがちです。

 

その結果、

禁止自体が「やりたくないこと」になってしまい

やらなくてもいいことが

「ものすごくやりたいこと」に化けてしまう。

 

これは「目的」と「手段」が

ごちゃまぜになっている状態です。

 

こんな感じで、

 

やりたい「手段」だけを選択し続けた結果、

そもそも望んでいた「目的」を見失うので

うまくいかない、辛い、ということが

なんら変わらないという悪循環に陥ります。

 

明確な目的があるにもかかわらず

そこに向かう手段というのが

不快で辛く感じてしまうのは

その対極にある自分の快楽を

強く否定したり禁止している状態があるからです。

 

そうではなくて

それが好きなことを認めてしまうんです。

 

好きだからこそ禁止をするのではなく

受け入れてコントロールすればいいのです。

 

手段が目的になっている状態、

又は目的と手段がごちゃまぜの状態で

やりたいことだけやってしまうと

それは単なるワガママになります。

 

そうではなくて

目的に対する必要な手段を選んでいれば

やりたいことだけやっていても

勝手に望む状態になる…というわけです。

 

自由だから選択できる。

自由だからコントロール可能になるのです。

 

そうは言っても

目的と手段がごちゃまぜのときは

なかなかそれに気付けなかったりもしますので

私は「気分」と「行動」を

分けて考えるようにしています。

 

気分で選ぶと

やらなくていいことをやりがちなので

目的に沿った行動を選ぶように心掛けています。

 

基本的にワガママなのでね(笑)

 

けれど

ワガママになればなるほど

自分がどんどん不自由な状態になるので…。

 

どんな気分であったとしても

行動を選ぶ自由を楽しむということが

やりたいことだけやるときの

ちょっとしたコツかもしれませんね。

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