迷いの森
自分の過去を振り返って
「これでよかったのか?」と
自問自答することがある
自分の中にある葛藤を
消化しきれないことがある
これが最善だからと
いつでも最善だからと
そうやって自分を鼓舞しながら
迷いの森を彷徨うときがある
私には本当に
他の選択肢は無かったのだろうか、と
結局
どんなに彷徨ったところで
私の足は大地を掴み
私の目は前を向いている
選択肢は
たくさんあるように見えても
全ては同じ大地の道だから…
やっぱり全てが最善なのだと
再確認してはまた歩をすすめる
降っても照っても迷っても
一度きりの人生だから
遠雷がだんだん近づいてくる
ここ数年は
かつて経験したことのないような
気象を目の当たりにすることが増えた
過去を基準に生きていたら
立ち行かないことが増えたきた
進化の道は深化の道
そして神化の道である
雷鳴とともに
そんな声が聞こえたような気がした
私は私をもっと知りたい
まだ見ぬ私にもっと逢いたい
迷いの森で探しているのは
新しい私との出逢いなのだ
だから
やっぱり全てが最善であり
この迷いすらも最善なのだ