宇宙に恋して

こころの声を紡ぎながら、目に見えない世界を探求しています。

咄嗟の行動

大切な用事なのに

肝心なものを忘れてしまったり

あってはならないことがおきたとき

人というのは本性が出ますね。

 

今日、冷静さを失う出来事がありました。

 

母宅のガス閉栓の手続きで

時間通りに到着したのですが

なんと母宅の鍵を忘れてしまい。

 

それに気付いた瞬間、

車の助手席にいた私は

頭が真っ白になりました。

 

どうしよう!!!!

 

ガス会社からは

12時から13時の間に来ます、と言われていて

母宅に着いたとき時計は11時55分。

 

移動距離、移動時間、

どう考えてもアウトです。

 

まず、何からすればいいのかも

もはやわからなくなって

パニック状態の私に対して

運転席の夫が一言。

 

「ここで待ってる?」

 

…そう言って

私を車から降ろして

鍵を取りに自宅に戻ってくれました。

 

道路状況が順調ならば

1時間かからずに帰ってこれるはず。

 

ガス会社の到着が13時であれば

なんとか間に合う時間です。

 

もし、間に合わずガス会社の方が来たら

状況を正直に説明して対処するしかない…。

 

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そんなことを考えながら

母が住んでいたアパートの前で

ひとり、ぽつんと、

空を眺めて待ちぼうけです。

 

私がもし逆の立場だったら…。

 

夫のような行動をとれただろうか。

 

あの瞬間、

自分のミスを責めてしまい

なぜ、どうして、こんなことに!と

理由を探してパニックになった私だから

逆の立場になったときには

夫のミスを責めて

なぜ、どうして、こんなことに!と

怒りを爆発させたかもしれない。

 

今、この問題をどうするか、よりも

なぜ、この問題が起きたのか、と

過去に執着している自分を

垣間見た気がしました。

 

もちろん、反省は大切なこと。

でも、それは

問題が起きている「今」この瞬間に

考えることではないということを

頭でわかっていながら

私は咄嗟にできなかったわけです。

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「ここで待ってる?」

 

それを聞いて車を降りた私に

彼は一言も文句を言いませんでした。

 

私を責めるような言葉もなく

嫌な顔も、不機嫌そうな態度も、

微塵も出すことなく、

今、この問題を解決するにあたり

彼の考える最善と彼にできる全てを

全力で私に与えてくれたのです。

 

何かとても重要なことを

教えてもらった気がします。

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結果的には

全て丸く収まりました。

 

待ちぼうけしている私の電話に

ガス会社の担当者から

到着時刻が遅れる旨の連絡があり

咄嗟の判断で鍵を取りに行ってくれた夫が

先に戻ってきてくれたので

先方様をお待たせすることなく

閉栓作業は無事に終わりました。

 

こんな時、

宇宙の采配に感動してしまいます。

 

今を生きる大切さと

咄嗟の時には

つい慣れたやり方で

過去に戻ってしまう自分のことを

教えてもらえた出来事でした。