宇宙に恋して

こころの声を紡ぎながら、目に見えない世界を探求しています。

占術とは

「占術とは人生の解釈学です

    生きるうえで遭遇する様々な山や谷

    浮き沈みする波の意味をその都度解釈し

    どう乗り越えてゆくか策を練るための

    戦術でもあります」

 

これは私の所有している

とある教本に書かれている言葉です。

 

占術は人生を生き抜くための戦術。

 

単に韻を踏んでいるわけではなく

本当にそうだと思います。

 

人生における戦いとは

何か他のものと争うことではなく

自分自身との戦いであると

私は解釈しています。

 

現代の日本における

通説的な「占い」とは

残念ながら「当てもの」です。

 

主体性を失った人間が

発生する事象に対し

他動的な要素とその根拠を

占いに求めてくることが多く

そこで「当たらない」と感じた場合は

その非科学性や整合性のなさを

指摘されて終わるのが現実です。

 

占いは

単に過去を言い当てたり

未来を予測するための

ツールではありません。

 

もし、

そのように占いを使っているのであれば

それは「占術」とは言えないのではないかと

私は思います。

 

なぜなら占術とは

 

「今をどう変えるのか」

 

それを知るための

ツールだと思っているからです。

 

古代エジプト

知恵と学問の神ヘルメスの

エメラルド・タブレットをご存知の方は

 

下なるものは上なるもののごとし

上なるものは下なるもののごとし

 

こんな一節を聞いたことがあると思います。

 

これは仏教でいうところの

色即是空 空即是色と

同義であると私は解釈しています。

 

時代や国や人種や宗教を超えて

同じことが説かれているのは

とても興味深いですね。

 

要するに占術とは

見えざるものを可視化することであり

空を色にすることで

色(今)を変える可能性を示す

技法のひとつなのです。

 

だからこそ

特殊な能力が無くても

真摯な姿勢で

知識と経験を積むことにより

誰もが占術家になれるのです。

 

スピリチュアルな世界と

マテリアルな世界は

分かつことのできない

空と色の関係であるから

特別なことは何もありません。

 

オカルトやサイキックだけが

スピリチュアルな世界ではないのです。

 

むしろ、

そちらの要素の方が

希少かもしれないですね。

 

占術を知ることは

地図や方位磁針を得ることです。

 

そこをどうやって進んでいくかのかは

自由意志に委ねられています。

 

だからこそ

答えは全て自分自身の中にある、

ということになるのです。

 

ツールをうまく使えば

より鮮やかな世界が広がってゆきます。

 

人生というキャンバスは

はじめから色が塗られてるわけではなく

あなたの好きな色を塗っていくのです。

 

一度塗ったとしても

それが気に入らなければ

どんどん好きな色に

塗りかえていっていいのですから。

 

占いを単なる「当てもの」にしておくのは

とてももったいないですよね。

 

ツールは使い方次第です。

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