そして季節は移りゆく
今朝は肌寒さを感じて
長袖のシャツを着て外に出た。
ここ数日は寒暖の差が激しく
まだ夏の名残もあるけれど
確実に秋は深まっている。
彼岸明けから感じていたこと。
あれだけ強く感じていた
母の存在を全く感じられなくなった。
他界して半年以上、
四十九日の法要を終えても
私の右肩には常に母の存在があった。
母はいよいよ
彼の岸へ渡ったのだろうか。
どことなく寂しいような
それでいてほっとしたような
なんとも複雑な気持ちだ。
今年はまだ
曼珠沙華の花を見ていない。
とても好きな花だから
毎年、この時期には
鮮やかな赤が目に飛び込んでくるのに
何故か今年はまだ…。
良くも悪くも
張り詰めていたものがゆるんで
心ここに在らずなときが増えたからか。
そろそろ喪中はがきの準備をしなければ。
そして季節は移りゆく。
私が大好きな季節は
もうすぐそこまで来ている。