宇宙に恋して

こころの声を紡ぎながら、目に見えない世界を探求しています。

北海道のお菓子

北海道の銘菓、

いろいろあるのですが

帯広の六花亭は有名ですね。

 

マルセイのバタサンドや

ホワイトチョコレートは定番。

贈っても、贈られても

嬉しい逸品です。

 

私は函館出身なので

六花亭は地元のお菓子ではないのですが

子供の頃から空港やデパートで買える

お土産品の定番でしたから

とても馴染みのあるお菓子です。

 

昨日、函館から

六花亭のお菓子がたくさん届きました。

 

母の古くからの知人が

母の霊前に供えてほしいと

わざわざ送ってくださったのです。

 

千葉で生まれ、埼玉で育った母ですが、

45年間の函館暮らしで

すっかり函館の人になっていました。

 

13年前に函館の実家を処分して

両親を千葉に呼び寄せたのは私ですが

最後まで函館に帰りたかった母を思うと

存命中に1度くらいは

帰郷させてあげればよかったな、と…。

 

生きている間に

函館の地を踏ませてあげたかったです。

 

私は函館で生まれ育ちましたが

埼玉、東京での暮らしを経て

千葉での暮らしは19年目に突入しました。

 

函館での暮らしよりも

千葉の方が長くなりましたが

まだ千葉の人という感じでもなく

時折、郷里を懐かしく思う今日この頃です。

 

両親も他界し

北海道には親戚もいなくなりましたから

もう帰る郷はありません。

 

私も母のように覚悟を持って生きていたら

すっかり「千葉の人」になる日が

いつかは来るのかもしれませんね。

 

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写真は詰め合わせの中に入っていたクッキー。

とても印象的なパッケージで

素敵な詩が添えられています。

 

2枚、入っていたのですが

偶然にも両方とも「別れ」の詩でした。

 

母への贈り物のお菓子なのですが

どこか母からのメッセージのようです。

 

同居を解消し、

母が一人暮らしを始めたのが

ちょうど2年前の1月でした。

 

同居していた場所から

目と鼻の先の同じ町内での引越しでしたから

独居になってからも地域の人達に助けられ

病と闘いながらも楽しく暮らしていました。

 

そして、肉体を卒業した母は

遺骨となって私の家に引越してきました。

 

不思議なことに2つの詩が

あまりにもリンクしています。

 

こんな偶然に対しても

母の愛と感じてしまうのは

やっぱり寂しいのでしょうね。