今日で一区切り
今日は母の壇弘忌なので
追善供養のために成田山新勝寺へ。
お天気が良かったせいか
今日は参道も境内も人通りがそこそこあり
平日にしては賑やかでした。
昨日が彼岸明けということもあり
今朝は仏花を入れ替え、
お供物を片付けてから家を出たものですから
本堂到着が
お護摩の時間ギリギリになってしまい…。
奉納する護摩木の字に
焦りがにじみ出ていますね(苦笑)
次はいよいよ大練忌、
四十九日の法要と納骨です。
四十九日の法要は自宅で行うので
新勝寺での追善供養は今日で一区切り。
我ながらよく続けたられたと思います。
来週の納骨が済めば
今や部屋の一部となり
すっかり見慣れてきた祭壇も
片付けなければなりません。
華道のお免状を持ち花を愛する母でしたから
たとえささやかでも
納骨までは祭壇に生花を絶やさぬようにと
私なりに努めてきました。
やはり生花があると
部屋が華やかになりますし
お骨があると
母がそこに居るような気がするので
この祭壇がなくなると思うと
なんだか寂しいです。
ところで。
成田山新勝寺のご本尊は
言わずと知れた「不動明王」なのですが
なんでも弘法大師が自ら敬刻開眼したという
大変霊験あらたかな尊像なのだとか。
こちらのご本尊、
大本堂の正面におわすのですが
秘仏というわけではないのに
そのお顔がなかなかよく見えません。
陽の光の入り方によっては
お顔が見える日もあるのですが
基本的にはいつも暗くてよく見えないのです。
新勝寺には何十回も参詣していますが
お顔が見えたと感じたことは
片手で足りる程度。
平和大塔のお不動さまのお顔立ちは
ご本尊を模していると
聞いたことがありますが…。
夫曰く
「心の目が曇っている人には
お不動さまのお顔は見えない」のだそうですが
私は単に堂内が暗いからだと思いたいです(笑)
今日はお天気もよかったせいか
ご本尊が正面に見える位置に座って
須弥壇を眺めていたところ
心なしかお顔が見えている気がしました。
これはひょっとしたらはっきり見えるかも?と
お手綱参拝の時にご本尊を見上げたところ
今まで見えたことのなかった
白目の部分がはっきりと見えて
ほんの一瞬ではあるものの
お顔立ちを感じ取ることができたのです!!
もしかしたら…
今日は心の目が曇っていなかったのかも?!
まるで
お不動さまに追善供養の願いが届き
母の冥福が約束されたように感じてしまい
とてもありがたい気持ちになりました。