宇宙に恋して

こころの声を紡ぎながら、目に見えない世界を探求しています。

肉体があるからこそ

1都3県の緊急事態宣言が

延長されるそうですね。


密を避ける行動が常態化し

この1年は想像を遥かに超える勢いで

Webによる交流が活発になりました。


それにより物理的な距離の問題で

なかなか会うことが叶わなかった友人と

ちょくちょく交流できるようになったり

遠方でやっているセミナーやセッションに

気軽に参加できるようになったり

仕事ではオンラインセッションにより

遠距離のお客様が増えたりと

この閉塞的な状況下での

不自由さを忘れさせるには

インターネットの世界が

必要十分な役割を果たしていて

むしろ便利になってよかったなんて

頭では思っていたのですが…。

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実際、

必要な情報は以前よりも手に入るし

今までは出会うことも

難しかったような状況の方とも

ご縁が繋がるようにもなりました。

 

スピリチュアルな世界観で言えば

物理的な交わりを持たずとも

エネルギー的な交わりは可能だから

コミュニケーションとしては

今まで以上に多種多様に成されている、

とも言えますよね。


しかし、

この状況に対して

どこかに残る謎の違和感。


こんなに話題になっている

clubhouseですらも

今はそこまでの魅力を感じられずに

盛り上がりを遠巻きに見ています。


単に私が「古い概念の人間」だからかしら?

なんて漠然ととらえていたけれど。


最近になって

人間の声も音楽も

デジタル処理されたものを

聞くことが増えてきたからこそ

対面による交流でしか得られない

独特な感覚があることに気付きました。


それを如実に感じられるのは

サロンでの対面セッションと

スタジアムでサッカーを観戦している時です。


その違いは皮膚感覚。

 

外部との物理的な交流を持つことにより

私の身体が単なる知識や情報だけではなく

愛や歓びを皮膚で感じているのがわかるんです。

 

そんなことを思っていた矢先に

まさに今日、

すごく良いタイミングで

それを科学的に説明している

とてもわかりやすい番組を視聴しました!

www.nhk.jp

☟リンク先から転載

「“皮膚” 0番目の脳」

「皮膚」には、目でなくても“光”を捉え、耳でなくても“音”を聞き、舌でなくても“味”を知るという感覚が備わっていることがわかってきた。その皮膚の能力は生命進化において、脳が生まれる前から存在していたため「0番目の脳」とも呼ばれる。皮膚の存在は自分の内と外を区別するために不可欠。そのため、もし皮膚感覚を失うと「私」を認知できなくなり、自己を喪失してしまうという。皮膚に秘められた驚きの力を妄想する。

 

再放送は3月8日(月)23時45分〜0時45分、

NHK BSプレミアムです。

ご興味のある方は是非!!

 

なんと、

 

皮膚は色も香りも味も音も感じていて

目や鼻や舌や耳とは別に

それらが受容しているものを

皮膚独自に感じ取っているのだというのです。

 

至極納得!!

私の違和感の正体がわかって

あー、スッキリ!!

 

物理現象としての私が

とても愛おしくなりました。

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番組にゲストで出演されていた

写真家のヨシダナギさんのお話が

大変興味深かったです。

 

少数民族の世界では

赤ちゃんや子供達が

泣いてぐずっている姿を

ほとんど見ないというのです。

 

ナギさんが現地の方に

日本の子供はそうではないと尋ねると

それは赤ちゃんに服を着せて

抱いているからじゃない?と

言われたのだそうで。

 

肌と肌が触れ合うことの大切さを

現地の方が語られたそうです。

 

私たちは便利さと引き換えに

失ったものがあるのかもしれません。

 

番組を視聴することにより

私たちが目指してきたものが

本当の豊かさであったのかどうかを

改めて問い直す機会にもなりました。

 

リアルな(物理的な)交流でしか

獲得できない情報と経験がある。

 

それは

肉体があるからできることであって

この人生における最大のギフトでもあります。

 

一度きりのこの肉体だから。

 

この肉体でしかできない経験が

今この瞬間にもあふれているから。

 

感染症対策をしっかりと行いながら

これからも皮膚感覚を刺激する時間を

より大切にしていこう思っています。