宇宙に恋して

こころの声を紡ぎながら、目に見えない世界を探求しています。

刷新のとき

あけましておめでとうございます。

今年もブログに足を運んでいただき

ありがとうございます。

 

2021年も変わらぬご愛顧のほど

何卒よろしくお願い申し上げます。

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先日のブログで記事にしましたが

我が家は「幸先詣」を済ませ

無事に新年を迎えました。

 

年末に既に正月気分を満喫したので

元日は夫婦揃って仕事始めでした。

 

こんな風に

それぞれのライフスタイルに合わせて

季節の行事を楽しむというのも

新しい時代の流れを感じますね。

 

会社員だった頃は

私も暦どおりの生活をしていました。

 

完全週休二日制

土日祝日、お盆と年末年始は必ずお休み。

平日夜間と休日を利用して

サロンのお仕事をやっていました。

 

ダブルワークの大変さはありましたが

私のように自堕落な人間にとっては

会社が決めたスケジュールを優先して

個人の日常を管理する生活というのは

窮屈で融通が効かないようでも

現実的には有り難い側面もありました。

 

組織というのは良くも悪くも

自分の役割をきちんと把握し

それに見合った行動さえしていれば

ヒエラルキーの中で生きていけるのです。

 

しかも

ヒエラルキーの下位にいけばいくほど

自分と同じ役割をこなせる人は多いので

他の誰かにお願いすることだって容易です。

 

言い換えれば

自分の代わりは

いくらでもいるというわけです。

 

組織が求めていない

個性や主義主張は通らなくても

とにかく自分の役割をこなし

組織が求める

成果・結果を出すことができれば

なんとか生きていける。

 

資本主義、経済至上主義、格差社会

 

これが「地の時代」が最終的に到達した

社会であり世界でした。

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地の時代は

周りと同じことができれば

誰かの言う通りにできれば

みんなの価値観に合わせていれば

そこそこ幸せな時代でした。

 

より所有することが豊かさであり

有形無形に関わらず

お金に価値換算できるものであれば

それが富の基準となりました。

 

しかし

風の時代は

地の時代で築き上げてきた

ヒエラルキーも価値観もすっかり解体し

個性とコミュニケーションを重視する時代です。

 

地の時代は支配か服従かの

どちらかに属する必要がありましたが

風の時代は受容と共生が現実のものとなり

平和的な「棲み分け」が進んでいくでしょう。

 

そうなれば

互いの距離感を適切に保つためにも

今まで以上に

コミュニケーション能力が

問われる時代になってくると思います。

 

そして

強者が弱者を擁護又は支配するのではなく

ひとりひとりが自立して

それぞれの個性を発揮することにより

全体で豊かさを享受し

それを分配するようになるでしょう。

 

「所属」や「役割」や「資格」といった

外側から与えられるものではなく

「個性」や「才能」や「表現」といった

内側から溢れ出るものが

豊かさを享受するうえで

重要な要素になってくるでしょう。

 

風の時代に象徴される「自由」というのは

「自らを由りどころとする」ということなのです。

 

地の時代では

自分の問題を

誰かのせいにすることで

環境のせいにすることで

自分の安心や幸せを

維持することができました。

 

もちろん

風の時代になったからといって

それができなくなるわけではありません。

 

自己理解と他者受容により

平和な世界を目指す風の時代においては

自分の問題を

誰かのせいにしながらでは

環境のせいにしながらでは

地の時代の頃のように

自分と自分の愛する人々の安心や幸せを

維持することが難しくなるのではないかと…。

 

今の私はそのようにとらえています。

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新しい時代が

とても魅力的な世界であることは

頭でわかっていたとしても

今までの価値観や

慣れたやり方を刷新することは

なかなかどうして抵抗のあるものです。

 

地の時代の極みともいえる

経済至上主義を生きてきた

団塊ジュニア世代の私などは特に。

 

2021年は刷新のとき。

 

年頭の抱負として

ひとつひとつの出来事に対して

常に自分の心に問いかけながら

日々刷新していくイメージで

丁寧な暮らしを心がけます。

 

すぐに変わることは難しくても

丁寧な暮らしを続けることで

刷新のときを楽しもうと思います。