更新される

今年は運転免許証の更新で

今日、無事に済ませてきました。

5年、あっという間…。

今回もゴールド免許なので

短時間で終わりました。

前回の更新までは免許証の写真に対し

並々ならぬ気合いで臨んでいました。

前日にパックは当然のことながら

当日の朝もメイクに時間をかけ

髪もクルクルと巻いてみたり…。

しかし、

日常的に身分証明として出すときに

実物との差が

あまりにも激しいわけです。

それって

なんだか変だよな…と。

宣材写真じゃあるまいし

自分の身分を証明するときに

外観に大きな違いがあるのって

なんだか違和感があるし

目的からすると不自然です。

そんなわけで

今回はそういう努力を

あえてやめてみました。

ある意味、

外観に対するコンプレックスや

老いに対する恐怖が薄れたのかも？

もちろん、

お洒落や身だしなみを

あきらめたわけではなく

人からの評価に重きをおかずに

自分の尺度に対して

より肯定的になったのかもしれません。

自分の心地よい、

自分の好き、

自分の楽しい、

自分の美しい、

自分の嬉しい、は

年齢を重ねる毎に

どんどん更新されていきます。

それなのに

いつまでも

概念をアップデートすることなく

10代、20代、30代の頃の価値観を

自分に押し付け続けるのは

なんだか可哀想な気がしたのです。

そのままで素晴らしい。

そのままで美しい。

そのままで有り難い。

この仕様だから「私」でいられる。

ありのまま、というのは

余計なものを足すこともなく

否定して無理に引くこともなく

塩梅よく調っている状態のことを

あらわしているのではないかと思うのです。

更新された免許証は

普段通りの雰囲気です。

こうやって並べると

5年前の写真は

随分と「盛った」感じです(笑)

これなら

身分証明に出しても

年相応で全く違和感無し。

なんとなく、スッキリしました。

運転免許証と一緒に

私の気持ちも

更新されたみたいです。