宇宙に恋して

こころの声を紡ぎながら、目に見えない世界を探求しています。

課題

気が付けば

もう10月になっていました。

 

ブログをあげる余裕もないのは

健全ではないなぁと思いつつも

いまは目の前の出来事を

ひとつずつこなすだけで

精一杯の日々です。

 

母の闘病については

多くの方々から

ご温情とサポートをいただき

大変心強い限りです。

 

お陰様で

受け入れ難い現実の数々に対しても

ギリギリのところで踏ん張れています。

 

現在、

ICUで行う治療が終わり

一般病棟のハイケア病室という

ナースステーションと繋がっている

2人部屋での治療に切り替わっています。

 

前進といえば、前進。

しかし、次の一手がみつからずに

苦戦しているというのが本当のところです。

 

まだ、口から飲食できないので

鼻腔からの挿管で栄養を取り

肺の状態が悪いため会話もままならず

浮腫みが酷く人工透析も続いています。

 

1ヶ月以上寝たきりのため

既に自力では動けなくなり

リハビリもできません。

 

投薬も肺炎の抗生物質くらいで

今は尽くす手がないように見えます。

 

ICUから出たからと

面会に来てくださった叔母たちも

ショックを受けて帰るほどの状況です。

 

リスク覚悟の手術だったとはいえ

こんな状態になるとは

想像をはるかに超えていました。

 

寝たきりになり

自力では何もできず

会話もままならない状態で

ひたすら苦痛に耐えながら

ただ「生かされている」という現実。

 

本音を言えば見るに耐えません。

 

「今は辛いけど必ず超えられるからね。」

「一緒に頑張ろうね。」

「また明日も来るよ。」

 

毎日、その繰り返しに対して

反応も薄くなってきましたが

微かな反応を感じるとき

まるで私が来るのを

待っていてくれているようにも感じます。

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長年、母とは確執があり

同居に失敗した過去もあります。

 

父が他界し、祖母が他界した頃から

関係性はどんどん悪化していきました。

 

私はここ7〜8年、

母の前で笑顔を見せることは

ほとんどありませんでした。

 

顔を合わせれば不穏な空気になるので

最後に楽しい時間を過ごしたのが

いつだったのかも思い出せないくらい

互いの「愛」がすれ違ったまま

今に至ります。

 

それだけ不仲であっても

やはり知らん顔は出来ないし

私にできることは

全てやろうと頑張っているのは

母の存在があったからこそ

私という存在があるからに他なりません。

 

単なる自己満足で

母の期待には応えていないとしても

母に対して愛や感謝を伝える術が

私にはこれしかないのです。

 

今まで逃げてきたからなのか

課題がこんなにも大きくなってしまいました。

 

私は問題を全て母のせいにして

自分の都合のいいように

逃げまわっていたのかもしれません。

 

もしかしたら

これがラストチャンスかもしれません。

 

今度こそ

自らの課題から逃げることなく

しっかりクリアしたいものです。

 

「今は辛いけど必ず超えられるからね。」

「一緒に頑張ろうね。」

「また明日も来るよ。」

 

毎日、母に伝えているこの言葉は

そのまま、自分自身に向けた

言葉なのかもしれませんね。

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