宇宙に恋して

こころの声を紡ぎながら、目に見えない世界を探求しています。

夢と現実

ここ数日、

家族の夢を見ています。

 

おそらく母と

物理的にかかわる時間が増えたことで

私の脳内は

母に関連する昔の記憶に

繋がりやすくなっているのでしょう。

 

連日見る夢の中では

時間と空間の認識が

見事なまでにめちゃくちゃです。

 

父は他界して12年が経ちますが

生きている存在として

何の疑いもなく接していますし

12年前に売却した函館の実家も

今、まさに生活している空間として

何の疑いもなくそこにあります。

 

目が覚めて

時間と空間の認識が戻ってくると

むしろ夢の中の方が

「今、ここ」を生きていたような

不思議な感覚に襲われます。

 

夢の中の出来事は

過去の記憶が拠り所になっているものの

私の思考は過去でも未来でもなく

目の前の今を精一杯生きています。

 

むしろ

目が覚めている時の方が

過去を思い出しては後悔し

未来を思っては不安になり

今、ここには

心も思考もあらずなことの方が

多いように思います。

 

夢の中では時系列や相関関係が

めちゃくちゃであったとしても

そこにまったく違和感を覚えることなく

リアルな出来事のように感じていられるのは

過去も未来も記憶も思考も全てひっくるめて

「今、ここ」の現実として

脳が認識しているのかもしれませんね。

 

家族の夢では

ネガティブな出来事を

目の当たりにしたり

ネガティブな感情を

刺激されたりすることが多いので

目が覚めた瞬間に

毎回ものすごく安堵します。

 

いわゆる、悪夢ですよね。

 

ですから毎回、毎回、

夢で良かったと真底思います。

覚めない夢は無いですから。

 

そうやって思うと、

 

今、

現実として認識していることすらも

全てが幻想であるとするならば

いつか必ず目覚めるときが

訪れるのかもしれませんね。

 

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先日、Amazonで買い求めた本が

手元に届きました。

 

さらっと目を通しただけですが

前向きな言葉が

其処彼処に書かれていたので

すぐ母に読ませたくなりました。

 

ちょうど今日は大学病院の

外来受診日だったので

早速、母にプレゼントしたところ

大変喜んでくれました。

 

母は当事者なので

私以上に

いろいろ考えていると思います。

 

母の見ている現実が

もし悪夢であったとしても

必ず覚めるときがくるでしょう。

 

日々繰り返す私の悪夢が

朝がくると必ず覚めるように。

 

夢も現実も

全ては幻想であるならば、必ず。