宇宙に恋して

こころの声を紡ぎながら、目に見えない世界を探求しています。

こどものじかん

宇宙は私に

母となる機会を

与えることはありませんでした。

 

だから、

 

母が子を思う気持ちというのが

いったいどんなものなのかを

私は知る由がありません。

 

しかし、

 

宇宙は私に

父と母を与えてくれました。

 

そのおかげで、

 

子が親を思う気持ちというのが

いったいどんなものなのかを

知ることができました。

 

親が子を思う力というのは

どんな苦難であっても

乗り越えられる力なのだそうです。

 

子は親が与えたものは

それがどんなに辛く

苦しい仕打ちであったとしても

全て愛だと受け取るのだそうです。

 

物理的に

私が子である時間というのは

もうそんなに多くはありません。

 

残りが僅かであるならば

それが限られた時間であるならば

その与えられた時間の中で

私は精一杯

あなたの子であろうと決めました。

 

これが

親子という縁起により

発芽した因果であるならば

その報いに感謝をもって応えようと。

 

おとなであることが

求められる今だからこそ、

 

あなたの子として

やり残すことがないように、

 

ことものじかんを満喫しよう。

 

あの日、あなたが、

命懸けで苦しみに耐え

歓喜と祝福をもって

私をこの世に迎えてくれたように。

 

あの日の私の泣き声が

あなたの夢と希望を育んだように。

 

この存在が

あなたの生きる力となるならば

 

あなたの前で

こどものじかんを満喫しよう。

 

これが私にできる

最初で最後の親孝行です。

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