宇宙に恋して

こころの声を紡ぎながら、目に見えない世界を探求しています。

新聞屋さん

うちは新聞をとっています。

 

漫画以外の本はほとんど読まない彼が

何故か新聞だけは毎日目を通しているので

朝夕刊併せて契約しています。

 

私の中では

 

新聞を読む男性

昭和のお父さん

磯野波平 (サザエさんのお父さん)

 

みたいなイメージが勝手にあるものだから

(すごい偏見だけどねw)

一緒に住み始めた頃、

新聞を読む彼の姿が

妙に偉そうな雰囲気を

醸し出しているかのように見えて

とても滑稽に思えたのですが

今はかなりしっくりきていて

(そういう年齢になったってことかな?)

我が家の日常に欠かせない風景となりました。

 

新聞をとるようになってから

今回、2回目の引越しなのですが

もうすぐ2ヶ月が経とうとしているのに

何故か頻繁に

配達を忘れられてしまうのです。

 

ここまでくると、

盗難とかイタズラ?なんていう

不安もよぎるのですが

本当に配達し忘れちゃうみたいで(笑)

 

始めの週は

夕刊だけしか届かなくて

3日連続して朝刊が来ないのは

さすがにおかしいよね?と

新聞屋さんに連絡をして

配達されなかった分は

値引きをしてもらったのだけれど

その後も週に1、2度は朝刊が入らず

その度に電話をして届けてもらうものだから

新聞屋さんもいよいよ私の声と名前を

覚えてくださったようで。

 

今朝は住所を言わないのに

すぐに届けにきてくださいました(笑)

 

いつもの女性(おそらく電話応対も同じ方)が

ポケットティッシュ片手に

毎度のごとくすごく申し訳なさそうに

新聞を届けにきてくださいまして。

 

さすがにここまで頻繁だと

お互いすっかり顔馴染みです(笑)

 

そんなわけで

今朝は玄関先で少しお話をしたんです。

 

どうやら、

この地区は長年同じ配達員の方が

担当されているのだそうです。

 

若い子って言っていたから

もしかしたら学生バイトから

ずーっとやっているのかもしれません。

 

で、集合住宅や賃貸物件なんかと違って

ここは住宅街だから

配達先も変化がほとんどない地区だそうで

うちが購入した分譲住宅が増えたことが

かなり久々の変化だったみたいで。

 

どうやら、その配達員さん、

長年染み付いた配達ルーティーンから

抜け出せないみたいで。

 

おそらく、

さすがにこの頻度だし

彼女の口ぶりからしても

その配達員さん、

すごく厳しく注意されているであろうことは

想像に難くないのですが

人って慣れたやり方を変えることは

本当に難しいと思うんです。

 

現実問題として配達は仕事だから

そんな甘いことは

言ってられないのでしょうが

自分の意思がどうであれ

自分を変えて対応しなければならない場面は

仕事に限らず案外そこかしこにあるものです。

 

なんとなくモヤモヤしていたり

物事がうまく進まなかったり

生きにくさを感じているときは

とかく自分の外側に

理由や原因を探してしまいがちですが

もしかしたら

変われない自分に

要因があるのかもしれません。

 

しかも、

自分の何を変えたらいいのかが

ぱっと見つからないこともあります。

 

そうなれば、やはり、

問題を外側に見ようとしてしまいますね。

 

例えば、私の場合なら、

長年お世話になった職場がいい例で、

会社や上司の方針や要求に

だんだん応えられなくなってきて

私が「成果」を生むと捉えているプロセスと

上司が「成果」を生むと捉えているプロセスが

大きく食い違ってきたわけです。

 

いよいよ自分のやり方や価値観を変えなければ

成果を出せない=社会貢献できない

そう思ったときに

私はまず自分を変えようと必死になりました。

 

結果、どうなったかと言えば、

 

自分を変えられなくて

身体を壊しました(苦笑)

 

変えるべきポイントが違ったんですね。

 

変えるべきは

自分の仕事のやり方や

仕事に対する価値観ではなく

自分が仕事で貢献する相手や

仕事をする環境だったということ。

 

ここでいう「相手」というのは

その対象自体に

変わってもらうという意味ではなくて

対象そのものを別に対象に変えるって意味です。

 

なので、

私は居心地のよい恵まれた環境を

思い切って手放すという方法で

自分を変えました。

 

一見すると

自分を変えていないように見えますが

ある意味では

自分のやり方や価値観を大きく変えなければ

退職という選択はできなかったはずです。

 

私が自分を変えようと必死になっていたとき、

私は自分をすっかり変えて

グレードアップした自分を武器にして

上司のやり方や考え方、

延いては上司自体を変えてもらおう!

なんていう

内なる野望(笑)があったのかもしれません。

 

私が変えたかったのは相手(上司)であって

私自身ではなかったから

身体壊したんでしょうね(笑)

 

でも、努力の甲斐あってか、

思惑通り上司が変わったりもしましたが

時既に遅しで心も身体もズタボロ状態。

 

強制終了でしたね、最後は。

 

そんなこんなで

変えるべきポイントを誤ると

結構痛い目に遭うので要注意かもしれません。

 

宇宙は愛にあふれているので

とにかくその人の望みを叶えるために

手を替え品を替え

徹底的につきあってくれますが

難点は人間の持つ機能、

例えば恒常性や情動などが

まったく考慮されないということです(笑)

 

愛されているにもかかわらず

身体壊すとかね、意味不明ですが

そういうことなんでしょうね(笑)

 

人間には恒常性や情動があるので

その影響を受けずして自分を変えることは

とても難しいのですが

今は様々な手法やツールが手助けしてくれます。

 

私の場合は

瞑想とフラダンスに助けられました。

 

どっちも身体壊してから出会ったので

どんなにわからんちんだったとしても

宇宙は命まではとらないのだと思います。

 

宇宙、かなり根気がありますね!

徹底的に付き合ってくれます(笑)

 

今日は新聞屋さんとのやりとりから

自分の振り返りができたので

朝からちょっとお得な気分になりました。

 

ちなみに今日は

二十四節気の「穀雨」なんですね。

 

次が立夏だから春も最終章です。

 

次の季節への変わり目と思えば

今日からはじまる日々が

なんだか変化の前触れ満載みたいな気がして

ワクワク感すらあります。

 

普段は二十四節気とか意識してないくせに

今日は新聞の日付のあたりを

何気なく見たら書いていたもんだから

これまたちょっとお得感ありました。

 

新聞って、ためになりますね!(笑)

 

一日も早く、

我が家のポストも

配達員さんのルーティーンになりますように。

 

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